賞味期限がわかる本
あなたは賞味期限が切れた「たまご」を食べますか?
賞味期限がわかる本―冷蔵庫の中の「まだ食べられる?」を完全解決!
- 作者: 徳江千代子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/10/13
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
たまごの賞味期限って、実は生で食べられる期限の表示なんです。だから賞味期限を少しオーバーしていても、加熱すれば食べても大丈夫。(P24)
これは知っている人は多いのかもしれませんね。
では、「ゆでたまご」にしたらどのくらいもつのか?
それはヒビなしで4~5日だそうです。
野菜の賞味期限もわかる
本書では、賞味期限が表示されている食べ物以外にも野菜の食べられる目安も載っています。トマトなら野菜室で2週間、きゅうりは野菜室で2~3日、たまねぎは吊るして2ヶ月だそうです。
他にも、保存方法や選び方なんかも載っています。
トマトの選び方
赤みが濃いものには、抗酸化作用をもつリコピンが豊富に含まれています。ずっしり重みがあり形は丸みを帯びているものがよく、そうでないものはタネの部分に隙間があったりします。ヘタの周囲の身が割れていたら避けましょう。(P84)
何でも冷蔵庫に入れればいいわけではない
野菜や果物には、寒いのが苦手なものもあるらしく、無理に冷蔵庫で保存してしまうと「低温障害」にかかってしまうようです。
冷蔵庫に入れると、「低温障害」にかかってしまいます。これは人間で言えばしもやけのようなもの。きゅうりは皮がベトベトする、トマトは身が柔らかくなるなど、そのほかにも斑点が出るなど、その症状はさまざま。(P82)
私はきゅうりとトマトは冷蔵庫で保存していました。
低温障害にかかりやすい食材として、他には「なす・さつまいも・バナナ・パパイヤ・パイナップル」などがあるそうで、これらは冷蔵庫ではなく涼しい場所で保存するとよいそうです。もし、涼しい場所がない場合は、耐熱性に優れた発砲スチロールに穴をあけて保存するといいようです。
使いきれず余ってしまう調味料
意外と使いきれずに長期にわたり台所にあるのが調味料ではないでしょうか。
砂糖と塩は、品質が安定しているため、賞味期限の表示義務がないようです。
ではどのくらい保存できるのでしょうか?
本書では開封後も無期限としています。固まっていてもOKとのことです。
意外と短いなと感じたのが料理酒とマヨネーズ・ケチャップです。
料理酒は開封後2ヶ月、マヨネーズ・ケチャップは開封後1ヶ月のようです。料理酒はあまり料理をしない人は半年くらい冷蔵庫に入りっぱなしなのではないでしょうか。マヨネーズ・ケチャップは一人くらしだと1ヶ月で使い切るのは少し厳しいですよね。
感想
賞味期限が切れたものは食べないという人も多いのではないでしょうか。しかし賞味期限が切れていても問題なく食べられるものがたくさんあります。気になる方は本書を読んでみてはいかがでしょうか。
魚や肉の賞味期限や保存方法なんかも載っていてとても参考になる本です。また「安全?危険?食品添加物check」や「野菜・果物 旬のカレンダー」も載っているなど内容が充実しています。
合わせて読みたい1冊
お米の研ぎ方や包丁の握り方・野菜の切り方などの基本中の基本から、肉じゃが・ハンバーグなどの定番料理の作り方など、料理の基本が1冊にまとまっています。
こちらにも食品の保存方法も載っていますので、料理初心者の方にはたいへんおすすめです。