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インプットしてきたことをアウトプットしていかなきゃいけないんじゃないの?

脳が冴える15の習慣

 記憶・集中・思考力を高める

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

 

 

最近なんとなく頭が冴えないなと感じたので、昔読んだ本を再読してみました。

 

脳の持続力を高める

●脳を鍛えるときには、司令塔である前頭葉を鍛えることを意識するといい
●前頭葉を鍛えるときには、テクニック以前に体力をつけることが大事
●家事や雑用を積極的にこなすことは、前頭葉の体力を高める訓練になる
(P71)

家事でも雑用でも、少し面倒くさいと感じることをすることにより前頭葉の体力を鍛えることができるようです。
”少し面倒くさい”というのが大事で、前頭葉の体力が鍛えられていない状態で大きな問題(すごく面倒くさいこと)に取り組もうとしても、途中で面倒くさくなったり、辛さに耐えられなくなったりして挫折してしまうようです。
面倒くさいからといって何もしないでいると、本当に何もできない脳になってしまうのですね。普段から少し面倒くさいことを面倒くさがらずにやりたいと思います。

忙しいときほど「机の片づけ」を優先させよう

混乱の原因は思考が整理されていないことにあるわけですが、混乱しているときに、そういう抽象的な指示を出されても、どうすればいいのか分からなくなります。常に身の回りのものを整理しようとしていれば、思考も強制的に整理されるようになってきます。(P92)

これは、雑用や家事をするというのと似ているようですが、机やカバンの中を整理することにより、今集中しなければならい仕事・作業をはっきりすることができるようになるとのこと。また、手を動かして片づけを行うことにより脳のウォーミングアップにもつながるようです。

 

脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう

肥満になるというのは、それ自体が体の負担を増やすことですし、結果的に運動量も落ちてきますから、さらに代謝を不活発にします。また、消費されなかった糖や脂肪分などのエネルギー源が、体の中に残っていろいろな悪さをする。糖尿病や高脂血症など、生活習慣病になりやすくなるということです。その悪影響は、当然、脳にも及びます。
(中略)
高脂血症になると、血管内に脂肪が蓄積してしまい、血液の流れにくいところがでてきて、高血圧を引き起こします。脳は酸素とブドウ糖を唯一のエネルギー源としていますが、高血圧になると、それを血液から十分に取れなくなり、思考が長く続けられなくなったり、感情を制御できなくなったりする。(P147)

最近、頭が冴えない原因は、このあたりなのかもしれません。
環境の変化に伴い、ここ4ヶ月ほど運動はまったくしなくなりましたし、食事もいつもお腹いっぱいになるまで食べています。明らかに太りました。
消費されなかった糖や脂肪分がたくさん体の中に残っていることは間違いありません。

 

常識的にやってはいけないことをやらない力

本書には、脳機能が衰えていないかチェックする方法をいくつか紹介しています。
その中から一つ紹介したいと思います。

まずは、次のように指示を出します。

「両手を机の上に出して、掌を上に向けてください」

ここからは指示を出しません。
それで、出してもらっている掌の上に、私が少し空間を空けて、掌を重ねるようにします。
(P206)

これでもし重ねられた手を思わず握ってしまった人は、社会性か行動を抑制する力に問題があると考えられているようです。
正常な人は握るべきではないと自分で判断して手を握るという行動を抑制できるようです。
このように行動を抑制する力が落ちていると、極端な話、コンビニに陳列されている商品を何気なく食べてしまったりするという行動に出てしまう人もいるそうです。
魔が差した行動というのは、脳の機能が衰えているからなのかもしれませんね。

 

感想

私は、一度読んだ本を再度読むということはあまりしないのですが、久しぶりに再読しました。タイトルにある通り15の習慣が書いてあるのですが、覚えていたものもありましたがほとんど忘れていましたので、再読してよかったです。私のように最近頭が冴えないなという人はぜひ読んでみてください。

続編紹介

本書の続編です。
こちらも合わせて読むと参考になると思います。

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)