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同年代に刺激を受ける

ガイアの夜明け 挑む100人 (日経ビジネス人文庫)

ガイアの夜明け 挑む100人 (日経ビジネス人文庫)

ガイアの夜明け 挑む100人 (日経ビジネス人文庫)を読みました。

本書は、テレビ東京系で火曜日の夜10時から放送されている『ガイアの夜明け』に登場した100人の話がまとめられた本です。
『ガイアの夜明け』は、大企業の経営者から、ベンチャーの経営者、町工場の技術者や農家の人まで、分野・役職などを問わず活躍している人を紹介していく番組で、私の好きな番組のひとつです。

本書にも、ファーストリティリングの柳井正さんや、ソフトバンクの孫正義さんなど、名だたる大企業の経営者の話が載っているのですが、意外に自分と同年代の30代の人が何人か登場していて、少し考えさせられました。

財政破綻した市の市長

その中のひとりに、353億円もの赤字を抱え財政破綻した北海道夕張市の鈴木直道市長の話が載っていました。
鈴木市長は、市の中心部に市民を集めるという『コンパクトシティ構想』というものを進めているようなのですが、もちろん、住民からの反発は強いようです。

しかし、住民が中心部に集まることのメリットは、点在している公営住宅のメンテナンスや広範囲の除雪にかかる費用の削減など財政面だけでなく、お年寄りが孤立しないなど住民の生活面にあるようです。

鈴木市長は、コンパクトシティ構想について、次のように述べていました。

コンパクトシティを進める。どうやってその街に住み続けられるかという観点で進めていく。これは日本のモデルというだけでなく、世界のモデルになる可能性を秘めた取り組みだと思っている

住民の強い反対を受けながらも、破綻からの再生に向けて、自分の考えを進めていく、それも強制的ではなく、どうやってその街に住み続けられるかという観点を大事にしている。
なんだか、同年代が世界のモデルになる可能性を秘めた取り組みをしているなか、自分は何をしているのだろうかと考えさせられました。




最後に

世の中、色んな仕事があって、色んな挑戦をしている人たちがいるんだなと考えさせられる一冊でした。

ガイアの夜明け 挑む100人 (日経ビジネス人文庫)

ガイアの夜明け 挑む100人 (日経ビジネス人文庫)