「アウトカム=成果」がでなければ意味がないー『いい努力』
こんばんは とうすけ です。
週に1冊ペースで読書しブログにアップするようにして3週間経ちました。
週に1冊と決めるとその1冊を集中して読むことができるので、以前より身になる読書ができているように感じます。
さて、今週は『マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力』を読みました。
なぜこの本を手に取ったのか?
まずは、タイトルに引かれました。
白地のカバーの中央に「いい努力」と太字でタイトルが目に飛び込んできて手に取りました。
そして、最近の自分が頑張っていること(努力していること)が本当に自分のためになっているのかどうかという思いがあり、本書を読んでみようという気持ちになりました。
いい努力とは?
著者は、「いい努力」と「そうでない努力」があり、「いい努力」かどうかは努力の質にあると述べています。
そして、「いい努力」のポイントとして次の7つをあげています。
①「成果」につながるもの
②「目的」が明確なもの
③「時間軸」を的確に意識しているもの
④「生産性」が高いもの
⑤「充実感」を伴うもの
⑥「成功パターン」が得られるもの
⑦「成長」が伴うもの
((P2~P7)
この7つのポイントの中で私が1番意識したいと思ったのが、「①「成果」につながるもの」です。
アウトカム志向を持つ
”アウトカム”という言葉を私は本書で初めて知りました。
「アウトカム=成果」とのことです。
「この時間、この行動でどんな成果が出るのか?」をつねに意識するということだ。(中略)「アウトカム=成果」がでなければ意味がない。(P60)
これまで私はアウトプットに意識して仕事をしてきました。ただ考えるだけや話すだけではいけないと思い、何でも資料化しなければと余計な資料をたくさん作ってきたと思います。 それは単に自己満足だったと考えを改めさせられました。「アウトカム」につながらないアウトプットは「悪い努力」ということですね。
おわりに
本書では、75個の「いい努力」とその対比として「悪い努力」が掲載されています。
(例)
1 つねに現状からの「変化」を目指す
悪い努力=つねに「否定」から入る
(目次より)
どの項目もなるほどなと思うところがたくさんあったのですが、私がとくに参考になったのは次の項目です。
”4 仕事がはみだしても時間を切る”
”5「残業=機会損失」と考える”
”14 遠くの「大きなゴール」を目指す”
”15 「アウトカム志向」を持つ”
”45「フロントローディング」を徹底する”
”47 ミーティングはムダを削り、密度濃く”
”65 「権威以外」のもので人を導く”
人によってこれは違うという項目もあるかもしれませんが、気づきの多い本だと思います。
マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力
- 作者: 山梨広一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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