7日間で突然頭がよくなる本(6日目)
「7日間で突然頭がよくなる本」の1章(1日分)ずつ読んで、ブログにアップしていく試み6日目。
- 作者: 小川仁志
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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6日目は「言葉を論理的に整理する」です。
6日目:言葉を論理的に整理する
これまでは、哲学の勉強をし、頭をほぐし、言葉の意味を膨らませてきましたが、6日目はその膨らませてきた言葉を整理して再構成する作業のようです。
具体的な手順は3つ 1.グループに分ける 2.哲学概念で整理する 3.一文にする
1.グループに分ける
まずは、類似する言葉をいくつかのグループに分けるようです。 どのような基準で分ければよいかというと
種類や性質に着目すればいいと思います。色、形、用法、社会的な位置づけなど。リンゴなら色、形はもちろん明確ですが、用法だと食用とマークとして用いるというのは大きく分けることができます。(P139)
次に分けたグループの中の複数の言葉を一つにまとめるとのことです。 一つにまとめる際には2つのやり方があり、「新しい言葉に置き換える」または「いずれかを選ぶ」のだそうです。
新しい言葉に置き換える場合
例えば「赤」「ピンク」「血の色」はどれも似ていますので、最大公約数をとって「赤系の色」としてはいかがでしょう。(P140)
いずれかを選ぶ場合
例えば、先ほどの色の例でいくと、いずれも赤に関係した色ですから、より一般的な「赤」を残すことになります。(P140)
この作業で、膨らませた言葉がだいぶ整理されるわけですね。
2.哲学概念で整理する
これは、3日目で詳しく解説された10個の哲学概念を利用して、グループ間の言葉の関連性を考える作業のようです。
例えば「カテゴリー」の場合
これは、A,B,C,Dという四つのグループがあるとき、AとBが並列で、Bの下にCとDが並列にぶら下がるというような整理をするものでした。(P141)
グループの言葉が10個の哲学概念のどれを使えば整理できるのか、もしくは複数の概念を組み合わせないと整理できないのか、ここが一番重要なところのようです。
3.一文にする
最後は、グループの言葉とグループ間の関連性がはっきりできたので、1つの文章にします。 ここで使うのが中学生の時に習った英語の基本文型だそうです。 基本文型?中学のときに習った? みなさんは覚えているでしょうか?私は中学生のときにきちんと勉強してこなかったので、まったく分かりません。
なので、引用させていただきます。
「第一文型(S+V)」
これは主語と述語だけ成り立っている文型です。「~は~する」という文になります。(中略)例えばHe lives in Tokyo.(彼は東京に住んでいます。)(P148)
「第二文型(S+V+C)」
これは主語と述語に補語(C)がつきます。「~は~である」「~は~になる」という文です。例えば He is a teacher.(彼は先生です)や He turned red.(彼は赤くなった)(P149)
「第三文型(S+V+O)」
これは主語と述語に目的語(O)がつきます。「~は~を~する」という文です。例えばHe loves her.(彼は彼女を愛している)のように。(P150)
「第四文型(S+V+O+O)」
これは主語と述語のほかに目的語が二つつくパターンです。「~は~に~を~する」という文です。(中略)例えば He gave her a book.(彼は彼女に本をあげた)のように。(P150)
「第五文型(S+V+O+C)」
これは主語と述語のほかに目的語と補語がつくパターンです。「~は~を~に~する」という文です。(中略)例えば He made her his secretary.(彼は彼女を自分の秘書にした)のように。(P151)
6日目実践
それでは実践してみます。 題材は5日目でも使用した「メガネ」です。 まず、グループに分けてみます。 目が悪い、近視、乱視、老眼は、「目が悪い」グループにまとめました。裸眼、失明、目隠しは目が見えない状態なので「見えない」グループに、そして、レンズ、アイウェア、眼鏡、視力矯正、コンタクトは「目が良く見える道具」グループにまとめられるのかなと、めきき、いろめがねは、「心の目」としてまとめてみました。おしゃれ、サングラスはどちらもファッション的なところがあるので「おしゃれ」グループにしました。
次は、グループの言葉の関連性を考えてみます。 「目が悪い」グループと「見えない」グループは、すごく似ているので一緒にまとめてもよかったのですが、悪いと見えないはやはり違うので2つのグループは、⑦否定弁証法が当てはまるのかなと、そしてどちらも「目が良く見える道具」グループの問題点(アンチテーゼ)になると思ったので、⑥弁証法も当てはめてみました。「心の目」グループは人間が行うことなので、②主観を、そして「おしゃれ」グループは、おしゃれというものは、動物や植物の前でしても何の意味もない、人間にしか意味のないことなので、⑩人間にとっての意味を当てはめました。
最後に、一文にしてみます。 グループの言葉をすべて使って一文にすると、「メガネとは、人間にとっておしゃれで、目が悪い・見えない人の目を良く見えるようにする道具であり、心の目の比喩として使われる」 長すぎますね。少し削ってみます。 まず、わざわざ人間にとってと付けなくても良さそうなので、人間にとっては削ります。そして、目が悪い・見えないは、”目が良く見えるようにする”に目が悪いことが含まれているのでこれも削ります。そして心の目~の部分は、メガネの本質ではないのでこれも削ります。
こうして出来上がった一文がこれです。
「メガネとはおしゃれで目が良く見えるようになる道具である」
6日目を終えて
出来上がった一文を読んで、何だか当たり前というか、各ステップを踏んできたわりには普通の文が出来上がったなという感想です。 実際には、私はまだまだ知識も足りないですし、本書の内容を理解しきれていないところが多分にありますので、まだまだメガネの本質を表す文になっていないのかもしれません。まだ7日目のステップがありますので、この文がどう化けるのか楽しみです。
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