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結婚式のスピーチを頼まれたら読んでほしい小説

こんばんは、藤助です。

普段はビジネス本をよく読んでいる私ですが、最近は小説も読むようになってきました。

今日は、最近読んだ小説の中から「結婚式のスピーチを頼まれたら読んでほしい小説」を紹介したいと思います。

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)』です。

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

いきなり1ページ目からスピーチの極意が目に飛び込んできます。

「スピーチの極意 十箇条」
一、スピーチの目指すところを明確にすること。
二、エピソード、具体例を盛り込んだ原稿を作り、全文暗記すること。
三、力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。



十、最後まで、決して泣かないこと。
(1ページより)

本屋で山積みになっていて何となく手に取ったため、本書の内容について何の予備知識も持っていなかった私は、”小説なのにスピーチの極意の十箇条!?”と、びっくりしました。

ストーリーに関しては、ネタバレしたら面白くないと思うので書きませんが、物語に沿ってスピーチの極意が説明されていきます。

その中でも、なるほどなと思ったのが、スピーチのときにはいきなり話しはじめないということです。

檀上に上がって、まず五秒待つ。会場が静かになるのを。五秒で無理なら、十秒待つ。それでもだめなら十五秒。十五秒というのは、けっこう長い。たいてい、聴衆は十五秒以内に静まる。だから、檀上に上がってすぐに始めずに、五秒間隔で静かになるのを待つ。 (80ページより)

スピーチというわけではないですが、人前で話すとき私は緊張すると何か話さなくてはとなってしまうので、いきなり話しはじめないというのは、目から鱗でした。

さいごに

あくまでも小説なので、本書に書かれている内容が現実のスピーチにどれほど通用するのかはわかりません。 しかし、少なくともスピーチしてみたい気持ちにはなります。 私はこんなスピーチが自分にもできたら気持ちいいだろうなという思いになりました。

スピーチを頼まれて不安な方は、モチベーションを上げる意味でも読んでみてはいかがでしょうか?

また、普段、ビジネス本ばかり読んでいる人にも読みやすい小説なのでおすすめです。

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)

本日は、お日柄もよく (徳間文庫)