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年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる

 

ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34  

年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34
 

 

ドクターシーラボ、ネットプライスの社長を歴任した著者が、オフタイムの過ごし方についてのコツをまとめた本です。

ストレスはあってあたり前

著者は、ストレスのない仕事はないと述べております。

年齢、世代、性別、考え方や価値観、経験や生活環境など、自分とは違う人間が集まっているのが会社であり、そうした人たちと上手に付き合っていくのが仕事です。
そんな人間同士が一緒になって仕事をするのですから、そこに何らかの軋轢が生まれてくるのは当然のこと。イヤな上司、言うことを聞かない部下、無理難題ばかり吹っかけてくる取引先---程度の差こそあれ、どんな職場に行っても、どんな仕事をしても、こうした人たちは存在します。
ですから、人間関係のストレスがまったくない仕事もありえません。(P13)

たしかに、仕事の内容より、人間関係にストレスを感じることの方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
仕事も遊びもそうですが、何をするかよりも誰とするかの方が重要だと最近感じています。

 

 

仕事のストレスをオフで解消するのは三流

日々の仕事でストレスを感じ、お酒を飲んだりカラオケに行ったりしてストレスを発散する人も多いでしょう。著者は、そうやってストレスを発散することもたまにはいいが、まずは仕事でのストレスを遊びで発散するという考え方をやめてみましょうと述べています。

ストレスはあって当然ですから、「-1」ではなく「±0」と考える。そこにオフの遊びで学んだり身につけたりしたことを持ち込めば、結果は常にプラスになります。
遊びと仕事の関係は、”両方足してプラマイゼロ”という方程式を捨ててみましょう。(P19)

ストレスを発散するのではなく、あって当たり前なのだからないものとして考えるということになるのでしょうか。少し強引なような気もしますが、要は考え方次第ということなのですね。


遊びにペナルティを科す

ストレスに対峙するためのトレーニングについてもおもしろいことが書いてあります。

遊びのなかで、それなりにハードルの高い”ペナルティ”を自分に科す。そうすることで自分自身にストレスやプレッシャーを与え、そのなかで何とかいい結果を出す努力する。
それが、仕事の現場でも”あって当然”のストレスに対峙し、それをマネジメントしながら大きな成果を出すためのトレーニングになっているのです。(P19)

遊びにペナルティを科すというのは、ゴルフなら目標とするスコアが出せなかったら部下に昼食をおごるなど、「○○できなかったら△△する」というものとのこと。
私は逆に「○○できたら△△する」という自分にご褒美をあげるようなことはよくやるのですが、それでは何のトレーニングもならないのですかね。

遊びに真剣になれない人が仕事に真剣になれるはずがない

自分の好きなことにさえ夢中になれない、全力を注げないのなら、しんどい仕事に真剣になれるはずがありません。(P32)

私はどちらかというと、”遊びは真剣に取り組めないからおもしろくない”に該当しそうですが、最近はこのブログがおもしろいので、真剣に取り組めている遊びということになるのでしょか。
また、著者は遊びだからと手を抜く人は仕事でも手を抜いてしまうと述べています。

 

自分が好きな楽しい遊びでさえ、調子がよくないとすぐにあきらめてしまうような人が、決して楽しくない仕事に何があっても粘り強く取り組めるとは到底思えません。
(中略)
ある状況下に置かれると、自然にそう考えてしまう思考の習慣であって、それは仕事でも、遊びでも同じように表出してくるのです。(P43)

私は、プライベートだと(とくに自分しか関係ない場合)、すぐにあきらめたり手を抜いたりする傾向があります。そういう思考は仕事にも影響するということなのですね。

 

タモリさんの名言

タモリさんらしい名言が載っていたので引用します。

 

「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ!」
休日にゴルフをしていたタモリさんが、一緒にプレーしていた人に向かって言い放った名言です。またタモリさんにはほかにも、
「仕事に遅刻してくるやつは許せるが、遊びに遅れてくるやつは許せない」という名言があると言います。(P35)

 

感想

本書は、紹介できたこと以外に、オフタイムの過ごし方について遊び・食事・睡眠・運動など34のコツが書かれていました。
ゴルフは集中力を鍛えるトレーニングになるという考え方は、ゴルフをする私としてはとても共感できるところでした。また著者は、食事や睡眠・運動など自分のカラダにすごく気を使っており、仕事をする体力をオフタイムで身に付けないといけないのだと感じました。

 

年収の伸びしろは、休日の過ごし方で決まる ズバ抜けて稼ぐ力をつける戦略的オフタイムのコツ34