とうすけろぐ

インプットしてきたことをアウトプットしていかなきゃいけないんじゃないの?

脳のすべての疲れやストレスは、過去や未来から生まれる。『脳の休め方』

世界のエリートがやっている 最高の休息法

こんばんは、とうすけです。
今日は、『世界のエリートがやっている 最高の休息法』を読みました。
以前から、瞑想に興味があったのもあるのですが、表紙の『脳科学×瞑想で集中力が高まる』という記述にひかれて手に取りました。

瞑想≒マインドフルネス

本書では、マインドフルネスについて書かれています。突然「マインドフルネス」という言葉がでてきましたが、私は瞑想と同じものと理解して読み進めました。

実際に著者は次のように説明しています。

マインドフルネスとは「瞑想などを通じた脳の休息法の総称」です。(P6)

脳は何もしないでも疲れていく

本書によれば脳は意識的に何かをしていなくても60~80パーセントのエネルギーを消費しているとのこと。
たしかに、ぼーっとしているというのは、何も考えていないわけではなくて何かを考えているから、周りから見たらぼーっとしているように見えるだけのような気がします。

実践

本書には、脳の疲労を解消する方法として7つの休息法が書かれているのですが、そのうちの1つ「マインドフルネス呼吸法」を試してみました。

簡単にいうと、”椅子に座り目を閉じて呼吸に意識を向ける”だけなのですが、正直1分もまともにできませんでした。呼吸に意識を向けようとするのですが、読んだばかりの本の内容を思い出してみたり、今日は何を食べようだとか、雑念がどんどん沸いてきて、まったく呼吸に意識を向けることができませんでした。
マインドフルネスには3つ経過段階があるようなので、はじめはしかたないようです。

初期はいまここに注意を向けることに躍起になる段階。中期は心がさまよったことに気づき、いまここへと注意を向け直せる段階。(中略)そして最終段階が、努力せずとも常に心がいまここにある状態(P126)

このマインドフルネス呼吸法は5分でも10分でも毎日続けることが大事と書いてあったので、しばらくつづけて、最終段階にもっていけるようになりたいなと思います。

おわりに

本書は、はじめに7つの休息法の手順が紹介されており、それらの詳細を実際の科学的データなどを交えて物語で説明していく形式になっています。とりあえず休息法を試してみたい人は、はじめの手順だけ読んで実践してみるといいと思います。物語を読まなくても休息法を試すことはできます。

最後に本書で紹介されていた詩を引用したいと思います。
ジュディ・ブラウンという人が書いた『火』という詩です。

火が燃えるとき
薪木のあいだには空間がある
呼吸する空間がある

すてきなことも
火を焚く木々も
あまりぎっしり詰めたなら
炎は消えてしまうだろう

ちょうどバケツで
水をかけたみたいに
(P210)

休むことも大事なんだと考えさせられる詩でした。

世界のエリートがやっている 最高の休息法

世界のエリートがやっている 最高の休息法