読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

とうすけろぐ

インプットしてきたことをアウトプットしていかなきゃいけないんじゃないの?

心は自分で壊しているー『鋼のメンタル』

鋼のメンタル (新潮新書)

こんばんは、とうすけです。

私はメンタルが弱いです。

ささいなことですぐに落ち込んでしまうし、周りの目を気にしすぎて動けなくなってしまうこともあります。

ということで、鋼のメンタル (新潮新書)を読みました。

著者はあの「永遠の0 (講談社文庫)」で有名な百田尚樹さんです。

”あの”とか言ってしまいましたが、実は「永遠の0」は読んだことはありません。。。

それではメンタルについてですが、著者はメンタルは鍛えられるものと冒頭で述べています。

「私は生まれつきメンタルが弱くて―」と言う人がよくいます。これは大きな勘違いです。メンタルというのは実は鍛えられるものなのです。
(P3)

ではどうやったらメンタルを鍛えることができるのかですが、本書ではたくさんのメンタルを鍛える・強くする考え方が書かれています。

その中でも私が強く共感したものいくつか紹介したいと思います。

メンタルを免震構造にせよ

人生の暴風雨に対して、男らしく弱音を吐かずに立ち向かうという姿勢はかっこいいものです。でも皆さん、そのせいで心の深いところで金属疲労を起こしたり、突発的強風で根こそぎ倒れたりすることがないようにしてください。そのためにはメンタルを免震構造にすることです。ショックなことがあれば、がんと跳ね返すよりも、一旦それを受けてへこみましょう。
すると面白いもので、人間というのはへこんだ後、ちゃんと元気になるものです。それを我慢して、あるいは何でもないことだと自分を騙して無理をすると、消えたと思っているショックが見えないところで後々までも尾を引いていることがあります。
(P54)

一度凹んでしまうと、いつまでも凹んでしまいそうで怖いですが、嫌なことがあったときにはちゃんと凹むことが、元気になる近道ということなんですね。

この考え方はタイトルにある「鋼」というより「スポンジ」といったイメージでしょうか。

著者は、本書の中でイソップ寓話の「樫の木と葦(あし)」という物語を紹介しているのですが、これが確かに人間の精神について語っている話だと私も思いました。 50ページに紹介されているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

心は自分で壊している

でも実は、心は外からのダメージには意外に強いのです。それよりも内側からのダメージに弱いのです。つまり敢えて言えば、心を壊す人は、自分で壊しているようなところがあります。人は環境の変化によってダメージを受けることがありますが、実は環境の外部からダメージを受けているのではなく、自分はその環境にいるという意識が心にダメージを与えているのです。
(P90)

これはもっとも共感した内容でした。

ささいなことで悩んだり、落ち込んだりする人は、外部からのダメージを何倍も内部で大きくしているのではないかと思います。

私も大いにこの「自分で心を壊す」傾向があると思います。

他の人からみたらすごく恵まれた環境に置かれているのかもしれないのに、勝手にその環境を良くないという意識を膨れ上がらせて落ち込んでいく。

環境もそうですが、誰かに言われた心無い一言や、大したことではないミス、そういったささいなことを意識しすぎて落ち込んでいく。

そんな経験をこれまで数えきれないほどしてきました。

もしかしたら、私のような人はたくさんいるのかもしれません。

人間関係で悩んでいる人に

私が言いたいのは、生活と仕事が保証されていると、まずはそれが当たり前となって、そのことで悩むということはなくなり、人間関係みたいなもので悩むようになるということです。当人にとっては重大事なのでしょうが、そんなことで悩めるなんて、本当はすごく恵まれた環境にいるということに誰も気付いていません。
会社がいつ倒産するかわからない、あるいは常にリストラの危機にあるという人は、職場に気に入らない人がいても何とも思わないのではないでしょうか。少なくとも、それが一番の悩みということは絶対にありえません。
(P96)

これもその通りだなと思いました。

人の悩みのほとんどは人間関係から来ていると何かの本で読んだことがあります。

その人間関係で悩むということが、本当はすごく恵まれた環境にいるということだと。

実際には、怒るばかりの上司や嫌味な同僚のことで嫌な思いをしたり悩んだりすることがあると思います。

しかし、この著者の言葉を思い出すと少しだけ気分が晴れるかもしれません。

おわりに

本書で著者が言っていることは、どんなことも「考え方次第」「気の持ちよう」ということなんだと私は思いました。

本書は、落ち込んだときや嫌なことがあったとき、さまざまな場面で思い出すだけで心が少し楽になる、そんな考え方がつまった本だと思います。

鋼のメンタル (新潮新書)

鋼のメンタル (新潮新書)